皆様こんにちは
前回のブログから珍しく間が空かずに(笑)、今回アップさせて頂くのには理由があります。
なんと、来る12月22日に時代が替わると言われているからです!
皆様「風の時代」がやってくるというのを耳にしたことはありますでしょうか?
去年の終わり頃から、雑誌やSNSなどで取り上げられていたので、知っている方もいらっしゃるかもしれません。
そう、今年の12月22日に「土の時代」から「風の時代」に替わるのです。
今回はこの「風の時代」について少しご紹介したいと思います。
【風の時代とは】
20年に1度「木星」と「土星」の重なりあう(近づく)「グレートコンジャクション」が、黄道上、風のエレメントを持つ「水瓶座・双子座・天秤座」の領域でおこる時代を、「風の時代」と呼びます。
これは、2020年12月22日から、なんと約200年間もつづくのです。
【風の時代と土の時代】
12月22日から「風の時代」になりますが、その前の時代は「土の時代」でした。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
【土の時代のキーワード】
・物質
・所有
・縦社会
・リアル
・私
・安定
【風の時代のキーワード】
・情報・コミュニケーション
・共有
・横のつながり
・リアル&デジタル
・私たち
・自由
地の時代では、金銭・物質・権威などが重視されました。対して風の時代では、知性・コミュニケーション・個人・自由などが重要視されるようになります。
風の時代の、はじめの20年は「普通」「あたりまえ」と言われていた価値観が変わり、風の時代の価値観へ対応していく必要に迫られます。価値観・固定観念に囚われず柔軟に対応していかなければなりません。
しかし、40歳以上の世代の人たちは、実は1981年に一度「風のエレメント」でのグレートコンジャクションを体験しています。このころから、パソコンやインターネットなどの通信機器などが発明・普及してきたのを記憶している方も多いと思います。そう、私たちはもう既に「風の時代」への移行の準備をしてきていたのです。
今年は、大きな出来事で新しい時代への変化が加速しましたが、通常はある日を境にガラリと時代が変わるわけもなく、時代は少しずつシフトしていきます。
価値観も心も体も、少しづつ新しい時代仕様に、バージョンアップ・スキルアップしていきましょう!
ここから先は、私の興味本位の記事となります(笑)
今回このブログを書くに当たって、「風の時代にかわるって、皆言ってるけど、それはなんなの??」と思って周辺情報をまとめてみました。
ご興味ございましたらお読みくださいませ。
(お時間の無い方は飛ばして一番下まで行きましょう!)
【占星術】
「風の時代」は「西洋占星術」の考え方です。
占星術とは、太陽・月・惑星などの天体の動きや位置と人間や社会を結びつけて占うものです。
古今東西、占星術は生活の為、時の権力者の為等、様々な研究がなされてきました。
今でも、カレンダーに書かれている六曜や干支、12星座の星占いなどは、身近な占星術の1つです。
日本でも古くから、独自に発達した陰陽道の中の天文学、暦学、中国やインドから渡ってきた四柱推命、宿曜道など、多くのものがあります。
これらの占星術は、地球から観測した星の位置と、その年に起こった事象やその年に生まれた人物の特徴のデータを蓄積して得られた「統計学」的な側面と、星や星座の持つ「イメージ重視」のファジーな側面、
「占星術士の解釈&インスピレーション」といったスピリチュアルな側面の合わさったものです。
※星座のイメージ:多くが古代ギリシャ神話を元にしたイメージ
近代の「西洋占星術」では、主に黄道十二星座と10大天体の位置を用いてきました。
10大天体
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
そのうち五星(水星・金星・火星・木星・土星)は古代より肉眼で見えることからより重要視されていて、これに「太陽・月」を加えたものが七曜で、現在の曜日として各地で使われています。
では、今回は、木星と土星の動きに注目します。
【木星】
黄道に沿った公転周期がほぼ12年であることから、西洋でも中国でも重要な星「幸運の星」とされています。
【土星】
約29年かけて黄道を一周する土星は「規律・責任・試練」の星とされています。
【グレートコンジャクション】
上にも書きましたが、天体では「木星」と「土星」が重なりあう「グレートコンジャクション」というイベントが20年周期でおこります。
地球の回りを約12年かけて星座を1周する「木星」と、29年かけて1周「土星」がぴったり重なる(近づく)のがグレートコンジャクションなのです。
星が重なるのにどのくらいの時間がかかるのかは、それぞれの公転周期によって変わってきます。
木星と土星の場合、グレートコンジャンクションの状態になるまで20年かかります。
この20年周期がここまで注目をされる理由は、星の性質の違いです。
木星は、上に書いたように古くから幸運の兆とも言われています。
1年同じ星座にいるので、木星の位置は基準にしやすく木星の位置によって運気が上がるという印象があります。
逆に土星は、試練の兆と言われています。
真逆ともとれる星が合わさるとき、エレメントの要素(今回で言えば「風」)の特徴が拡大・拡張されていきます。
エレメントの交代を「ミューテーション」といい、これは約200年に一度しか起こらないので、立ち会うことになった私たちは、もしかしたら2つの時代を生きられてラッキーかもしれませんね。
【4つの時代】
私達はこれから「風の時代」を迎えますが、他にはどんな時代があるのかを先ずは見てみましょう。
200年~240年ごとに 火→土→風→水 というサイクルで時代が変わります。この時代がかわるタイミングを「ミューテーション」といいます。
【4つのエレメント】
西洋の思想や哲学、自然哲学では、人間を含めたこの世の万物は全て4つの主要元素「火・土・風・水」で構成されているという考え方があります。
(日本人は五行陰陽に馴染みがありますが、それと似たような考え方です。)
これを占星術の12星座に当てはめると下記のようになります。
火:牡羊座・獅子座・射手座
土:牡牛座・乙女座・山羊座
風:双子座・天秤座・水瓶座
火:蟹座・蠍座・魚座
そして、それぞれに以下の様な特徴があります
火:精神的・創造的・情熱的
土:感覚的・実利的・実際的
風:思考的・論理的・客観的
水:情感・情愛・共感的
【前回の風の時代】
ところで、前回の風の時代は1180年から1350年ごろでした。
日本でいうと鎌倉幕府成立から室町時代中期、世界ではモンゴル帝国の勃興やオスマントルコの建国といった大帝国が生まれて、領土拡大が目立ち、騎馬民族やモビリティに優れる者たちが世界を席巻しました。
前回は争いの多い時代でしたが、あの頃より豊かな人が多くなった今回の時代はもう少し穏やかな変化になると言われています。
歴史を参考にしてみるのも良いかもしれません。
前々回、前々々回と詳しく知りたい方は、調べてみてくださいね。
神秘的な雰囲気を出せず、理屈っぽいはなしが続いてしまったので、この辺で終わりにしておきましょう。
【天体ショーへのお誘い】
というわけで、12月22日の時代の変化について書いてきましたが、実は、天体ショーとしても見逃してはならない一大イベントなのです!
惑星の接近自体は珍しいことではありませんが、木星と土星がこれ程近づく大接近は、なんと397年ぶりなのだそう。
今回は、大接近過ぎて肉眼では「1つの大きな星」に見えるかも知れないそうです。
最も接近するのは22日の日本時間午前3時頃なのですが、残念ながら地平線の下に沈んでいて、日本からは見ることが出来ません。
しかし、12月21日と22日の日の入り(※)後に、最大の観望チャンスがあります。
ただし、日の入り1時間後にはおおよそ高度15°と低い位置に見えるため、なるべく南西の空が開けた場所で見ることが重要です。
拳を握って地平線に腕を伸ばした時、拳1個半程度の高さがおよそ高度15°です。
観測場所は事前に探しておくことがおすすめです。
(海や高い建物からの観測がおすすめです。池袋サンシャインでは先日イベントを開催していたそうです。ご参考まで(^-^)v)
これから半月、月明かりが強くなっていきますが、12月29日頃までは近づいた木星&土星を見ることが出来るそうなので、間に合わない方もゆっくり観に行ってみてください。
※東京の日のり入時刻:16時32分
木星と土星が接近(2020年12月) | 国立天文台(NAOJ)
〈おわりに〉
【時代がかわるかも】
ここまで書いてきましたが、私も全てを丸ごと信じきれてはいません(笑)
今回、調べれば調べるほど謎は深まりましたし、時代や国、宗教で重要視していることも違うのです。
心のどこかで、「星座なんて大昔のどこかの誰かが、暇に任せて勝手に決めたんだろうし~」とか、「てんびん座がなぜ風のカテゴリー??」とか思ってたりします。
(私は9月生まれのてんびん座です。そんなことを考えるのがてんびん座っぽいって??)
しかし、古代のある一人の人、もしくは何人かの集団の言ったことが方々に伝わり、各地で更に独自に発展していく過程は、「なんとプレゼン能力・宣伝能力が高いのだろう」とも思います。(語彙力が毎回無くてスミマセン。)
これらのことを、古代から受け継いでること自体がすごいことだと思います。だから、何かしらの影響はありそうだとも思います。
地球に住んでいる私達は、自然、宇宙からの影響を免れないことは確かです。
そして、今年は、ひとことでは言いきれないほど色々な事が起こりました。
年がかわって、事態が終息したとしても去年までに元通り戻ると考えている人は少ないと思います。
システムや人の考え方はかわっているはずです。
今回、「風の時代」をご紹介しましたが、これに捕らわれ過ぎること無く、でも時代がかわるかもという心積もりがあれば、時代の変化にも慌てずに寄り添って行けるはずです。
昔からの日本の良いところ「海の外から来る良いものは何でも取り入れる」精神で、自分達に役に立ちそうなものはどんどん使って行っちゃいましょう!
そしてどうぞ、世の流れに心乱されること無く、良い年末年始をお過ごし下さい。
拙い文章、ここまでお読み下さりありがとうございました。
【参考文献】
①yuji 風の時代 講談社
②岡本翔子 ムーンブック2021 ディスカバートゥエンティーワン
【謝辞】
情報をくれたルーシーダットンインストラクター同期の皆様